2010年9月27日月曜日

今年8月の500hpa高度場



異常高温の夏、今後増加? 
エルニーニョや偏西風蛇行で
1898年の統計開始後最高だった今夏の高温の原因について、気象庁の「異常気象分析検討会」(会長、木本昌秀東大大気海洋研究所教授)が3日、見解をまとめた。春まで継続したエルニーニョと、夏に発生したラニーニャ両現象の相乗効果や、日本上空付近を吹く偏西風の蛇行などの複合要因を指摘した。(2010/09/03 47News) web魚拓

偏西風の位置の指標としての500hpa高度場(geopotential height)をGoogle Earthでプロットしてみた。
GradsにはGoogle Earth用のデータを作るオプションがある(version 2.0a5以降)
http://www.iges.org/grads/gadoc/gradcomdsetkml.html
それを用いて、NCEP NCAR/Reanalysisの今年8月のデータから画像を作るGradsスクリプトが以下の通り。

*************KML
"sdfopen http://www.esrl.noaa.gov/psd/thredds/dodsC/Datasets/ncep.reanalysis.derived/pressure/hgt.mon.mean.nc"
"set lev 500"
"set time aug2010"
"set x 1 144"
"set y 1 73"
"set kml hgt2010aug"
"set gxout kml"
"d hgt"
************FIGURE
"c"
"set parea 0 11 0 8.5"
"set grid off"
"set grads off"
"set mproj scaled"
"set mpdraw off"
"set gxout shaded"
"color 5400 5900 20 -kind blue->skyblue->yellow->red->brown"
"d hgt"
"printim  hgt2010aug.png x2048 y1024 -t 0"

前半で、
hgt2010aug.kml
hgt2010aug.tif
という二つのファイルが出来る。

本来なら、これだけで十分なはずだが、これだと図がいまいちなので、
http://gradsusr.org/pipermail/gradsusr/2010-January/010117.html
を参考に後半で図だけを好きなように作り直す。
その後、hgt2010aug.kmlをエディタで開いて、hgt2010aug.tifで指定しているところをhgt2010aug.pngに書き換える。

後は、hgt2010aug.kmlをGoogle Earthで開けばよい。

ちなみに、”set x 1 144”としているが、本来このデータはサイクリック用のグリッドが145まで用意されているが、そのままだとうまく端つながらないので、144までにしている。

また、データはOPeNDAPを使いネットから直接読み、シェイドの色をcolorスクリプト
http://kodama.fubuki.info/wiki/wiki.cgi/GrADS/script/color.gs?lang=jp
で指定した。

できたデータをブログに貼るために、
Embed your Google Earth Project in your Website
http://earth.google.com/outreach/tutorial_kmlembed.html
を利用した。
データは一旦Google Earthで開いたファイルをkmz方式で保存し、こちらにおいた。


(注.firefoxでは見れないことがあるようだ。その場合は他のブラウザでためしてみてください。)


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